ホームページ制作を依頼するなら個人?法人?メリット・デメリットを解説!
公開日:2018/12/11 更新日:2022/09/09
新しいホームページを制作する際、知り合いなどのフリーランス(個人)に依頼するか、あるいは制作会社に依頼するかで迷っている方も多いのではないでしょうか。
最近ではクラウドソーシングサービスを活用し、個人のWebデザイナーにホームページのデザインを発注している中小の企業も多くなっているようです。
そもそも、制作会社に依頼するメリットとは何でしょうか?
また個人に依頼すると、どんなデメリットがあるのでしょうか?
それぞれのメリット・デメリットをまとめました。
ホームページ制作者の種類
ホームページの制作者には、いくつかのタイプにわけられます。
もっともオーソドックスなのが、「Web専門の制作会社」です。企画・構築、デザイン制作、コーディング、運営サポートなど、Webに関するさまざまな専門知識を持つ人たちが在籍し、立ち上げから運用後の支援まで幅広い業務をサポートしてくれます。
Web専門の制作会社にも、システムを得意とする会社、SEOなどマーケティングに強い会社、デザインが評判な会社など各社に特色がありますから、目的に合わせて選ぶことも可能でしょう。
Web以外にもいろいろな事業を行っている制作会社もあります。代表的なところだと「印刷会社」や「システムインテグレータ」、「広告代理店」などです。これらの会社には、自社でホームページ制作チームを持っているところもあれば、窓口業務だけで制作は「Web専門の制作会社」に外注している会社もあります。
こうした法人に対し、SOHOなど個人で経営しているホームページ制作者もいます。なかには独学でデザインを学び斬新なホームページのデザインを創造する人もいますが、その多くは制作会社などでデザイナーとしてスキルを磨き、独立後にフリーランスで活躍している方々です。
またデザイン制作のほかにも、これまでの経験を生かしてSEOやマーケティングのコンサルティングまで幅広く対応している人もいます。
個人に依頼するメリット・デメリット
それでは、フリーランスなどの個人に依頼するメリットとデメリットをみていきましょう。
個人に依頼するメリット
- 制作コストが安い
- 柔軟に対応できる
いちばんのメリットは、制作コストの安さです。制作会社の場合、必要経費や営業の人件費なども制作コストに反映されるため、デザインのみ制作してほしい場合でもコストは高くなりがちです。
個人ならこうしたコストは発生しませんし、デザインのみ依頼できるなど必要な業務に対して報酬を支払えばよいため、制作コストを抑えられます。
また、スケジュール調整や対応業務など柔軟に動いてくれる点も個人に依頼するメリット。特に、自社の事業内容などをよく知っている人に依頼すれば、文章作成や画像調達といった依頼者が対応すべき事項も最小限で済みます。
個人に依頼するデメリット
- 対応できる業務が限られる
- 運用サポートがない(または手薄になりがち)
基本的には一人で対応しますから、対応できる業務が限られます。デザイン制作から運用サポートやコンサルティングまで対応できる、という人でも、マンパワーの点で法人(制作会社)には勝りません。
柔軟に対応してくれるとはいえ、すべての業務に対してプロとはいえない人もいますし、対応できない点は結局、Web専門の制作会社を紹介されるケースもあります。
法人に依頼するメリット・デメリット
続いて、制作会社(法人)に依頼するメリットとデメリットをみていきましょう。
法人に依頼するメリット
- 各分野の専門家が揃っている
- サポート面や補償体制がしっかりしている
制作会社には窓口となるディレクターのほか、デザイナーやシステムエンジニアなど、多くのプロフェッショナルが在籍しています。それぞれの専門家が一丸となり、自社の目的や要望に適したホームページを構築してくれますから、クオリティの高さを求めるなら法人のほうがよいでしょう。
特に、運用サポートは圧倒的に有利です。コンサルタントが在籍する会社であれば、ホームページを活用した売上アップやブランディングなどの施策を継続的に提案してくれますから、制作コストの何倍もの利益をもたらすことも期待できます。
また、担当者が病気や事故で対応できないなど制作中のトラブルに関しても、法人であれば別のスタッフを立てるなど補償体制も充実していますから安心でしょう。
法人に依頼するデメリット
- 制作コストが高い
- 柔軟に対応できないこともある
多くの人が制作に関わっている分、制作コストは個人よりも高くなります。また、チームで動くため小回りがきかないこともあります。
例えば、フリーランス(個人)のなかには文章の作成や撮影など柔軟に対応する方もいますが、制作会社だとプロのライターやカメラマンを用意するなど、コストやスケジュールの面で柔軟性に劣ります。依頼者にすれば「大した作業ではない」と思うことでも、結構な費用や時間がかかることだってあるのです。
「ホームページの目的」から個人・法人に依頼するかを決めましょう!
個人にも法人にも、それぞれメリットとデメリットがありますが、どちらに依頼するかは、「ホームページの目的」によって決まるといえるでしょう。
「名刺代わりにホームページを立ち上げたい」という目的であれば、コストのかからない個人に依頼したほうが良いでしょうし、「ホームページを活用して中長期的に施策を展開したい」という目的であれば、さまざまなプロが在籍する法人に依頼したほうが達成しやすくなります。
ホームページで何をしたいかを明確にすることで、依頼できる制作業者は、ある程度絞り込まれるのです。