Web制作を任せられた担当者で、初めてホームページを担当する場合があると思います。 そんな方に向けて、ホームページの相談をおこなってから公開までどのような流れになるかをご紹介していきたいと思います。
Web制作を担当する営業・Webディレクターにインタビューした内容を元に解説をしていきます。
という方は、是非最後まで読んでいただき、イメージを捉えていただけたらと思います。
それでは、早速見ていきましょう。
ホームページ制作の流れは下記のような流れとなります。
インタビューした営業・ディレクターがコーポレートサイト、20-30ページ、リニューアルのホームページ制作を数多く対応しているため、今回はその規模感のホームページ制作をイメージしてご覧いただければと思います。
制作の流れとして、2つに分けることができます。選定・契約フェーズと制作フェーズとなります。
1-5までが制作会社を選定する発注フェーズ、6-11までが制作会社と貴社が制作を進める選定・契約フェーズとなります。
発注フェーズでは、提案から発注までを指していて、目安としては3~4週間が一般的です。
発注までが完了したら、制作フェーズになります。制作フェーズでは、提案内容を元に企画・サイト設計から納品(公開)までとなり、目安は2~3ヶ月となります。
ホームページ制作を進めるにあたって、まず最初におこなうこととなります。 ホームページ制作を発注する企業へ相談をおこなうために、お問い合わせをします。
自分で探す手間が大変だと思う場合はマッチングサービスを利用して企業を紹介してもらいましょう。
ホームページ制作は10社あれば10通りの展開があります。お客様がホームページに求めるものも「販売強化」「イメージ・信頼性の向上」「事業ブランドの認知・浸透」「IR活動」「採用活動」などさまざまで、さらにお客様の業種や事業エリアによっても異なってきます。
準備するものとしてはRFPの作成となりますが、作れない!という方は下記の内容を最低限準備して相談をしてみましょう。
他、サーバの指定や運用・サポートについても要望があれば、伝えることでよりホームページ制作会社の選定する条件が明確となってきます。
提案を受けて、企画内容を確認します。ホームページ制作を依頼する目的が叶うのか、サイトマップのページで過不足がないかを確認します。
ホームページ制作会社は同業・競合他社のリサーチ、弊社のアイデア、過去の制作したデータとノウハウを取り入れた企画・立案をおこない、ホームページのコンセプト、テーマ、サイト構造の設計イメージ、掲載コンテンツの中身とボリュームなどを決めていきます。
企画書(お見積書)作成の前段で、ホームページ作成の方向性を再確認し、お客様と意識の共有を図ることでミスマッチを防ぎます。企画内容が問題がなければ、見積書をもらいます。
見積書を確認したら、各項目をチェックしましょう。
一般的な見積書の項目に関しては、「ホームページ制作における見積書の項目を知ろう!」でご紹介していますが、気になる項目があれば直接制作会社に確認をして、認識を揃えましょう。
そして、企画提案・見積内容が自社にあった企業へ申込をして、制作に移ります。
企画・サイト設計はホームページ全体の骨格となる大切なポイントです。
必要となるページをサイトマップとして一覧化し、各ページで何を訴求・表現するのか構成に落とし込んでいきます。
ホームページ制作を担当される方は兼務をされている方も多いのでつい確認を後回しにしてしまう場合があります。完成間近などで、大幅な修正が発生する場合は費用が発生する場合や公開の期日も大きく延期となる場合もありますのでしっかりとサイトマップと構成を確認をしましょう。
また、リニューアルをおこなう場合にはGoogleAnalyticsを確認することができる方であれば現在のホームページでアクセス(PV)が多いページを確認してください。 リニューアルをおこなったがアクセスが減る要因となってしまいます。必要であれば、作成ぺージに含まれているかを確認しましょう。
構成が確定したら、デザイン作成に移ります。まず全体の方向性とサイトの顔となるTOPページのデザインから作成する場合が多いです。
デザインを進めるにあたり、発注者(クライアント)が確認するべきポイントは意思決定者のデザイン要望があるのであれば反映されるようにする、デザインレビューを怠らないことです。
レビュー時や最終レビュー時に、初めて意思決定者がレビューしてやり直しとなる場合もありますので注意しましょう。
下層ページのデザインですが企業ごとに異なる点がありますので、注意が必要です。
企業によっては、下層のレイアウトパターンと主要なコンテンツやパーツのデザインのみ場合と全ページのデザイン作成をおこなう場合の大きく2パターンがあります。
全ページデザイン作成を想定していたのに、主要ページ+パーツのみの提出となり、調整が発生することもあります。全ページのデザイン作成をおこなうのには作る分の費用(作業時間)が必要です。予め制作範囲を確認しましょう。
デザインがOKとなったら、コーディング(Web化)をおこないます。 進捗途中の内容をチェックができる場合には、ブラウザサイズを少し変えてみてコンテンツの崩れや見え方に問題がないかをチェックします。
またIEに関しては見た目や動きを表現の幅が制限されることが多く、 IEでの見え方を重視する場合には事前に制作会社に要望を伝えて認識を合わせるようにしましょう。
お客様に制作したWebサイトをレビューして、制作物の確認をおこないます。 制作会社でもQCはおこないますが、PCやスマホ等の端末で実際に確認して、崩れや見た目のチェックをおこないましょう。
デザインやコーディングのレビューと同様に、必ず意思決定権を持った方にも同席を依頼して 同席が難し場合でも必ずホームページを見てもらいましょう。
公開に向けて、準備を進めていきます。
ドメイン管理をどこでおこなっているのか、公開するサーバ環境のアカウント情報を確認します。Wordpress等のインストール型のCMSで構築する場合はサーバ情報は制作会社へ情報を渡して作業してもらうため、必ず準備しておきましょう。
他に確認するポイントとしては、サーバのAレコードの変更(新しいサイトを見れるように変更)した際にメールが受け取れなくなるサーバプランなどがホスティング業者によってあります。
事前にホスティング業者に連絡を行って、公開を行った際にメールが受信できない状況にならないよう注意しましょう。
納品物の検収いただき、納品となります。公開に関しては、納品と同時となる場合が多いです。
公開時にチェックする内容としては、公開準備と同様にメールの受信などのチェックとお問い合わせフォームからテスト送信を行い、正しくメールが受信できているかをチェックしましょう。
ホームページ制作の流れは以上となります。
【保存版】ホームページ制作会社の業者選定で抑えるべきポイントまとめ でもご紹介していますが、発注が終わったら、あとは完成を待つのみ!とはなりません。
構築フェーズも制作会社に丸投げをせずに、発注者も一緒にホームページを作っていき、制作したことによる効果を得られるようにしていきましょう。